写真家・オオタマサユキ氏。
もしも私が新聞社の人事課の者ならば。
彼を『報道部』で採用するだろう。
もしも彼が手術担当の執刀医であるならば。
思いも寄らない技法で。
『そこから入るのか』
という意外な発想から切り込んで行くだろう。
この写真集のタイトルは『神社景』。
それは単なる『神社の風景』ではない。
ありのままの『景』を。
各々が持っている『神社』という概念を。
あらためて考え直すことにもなるだろう。
オオタマサユキ氏は言う。
『神社』は生き物だ。
と。
オオタマサユキ氏の中にある『動』が。
『神社』の『動』を導き出し。
彼のE yeに魅せてくれた『神社』の表情(かお)を。
この『神社景』に可能枚数を納めた。
あなたの感性の『景』は。
どの写真にフィットするだろうか。
By ー 藤龍